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ノロウイルス(感染症)の症状について

ノロウイルス(感染症)主たる症状→嘔吐・下痢・腹痛・悪寒・発熱
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖。おう吐、下痢、腹痛などを起こす。死亡した例(吐いたものを喉に詰まらせることによる窒息、誤嚥性肺炎による死亡転帰)も報告されている。
○症状の始まりは突発的に起こることが多く、夜に床につくと突然腹の底からこみ上げてくるような感触と吐き気がおこり、ついには吐いてしまうことが多い。それも一度で終わらず何度も激しい吐き気が起こる。(吐くためにトイレから離れられないことも)吐き気が治まった後は急激且つ激しい悪寒が続き、さらに発熱を伴うこともある。※これらの症状は通常、1、2日で治癒し、後遺症が残ることもない。ただし、免疫力の低下した老人や乳幼児では長引くことがある。
※ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生。特に冬季に流行する。
※ノロウイルスにはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られる。従って、周りの人々と一緒に、「予防対策の徹底」が重要となる。

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ノロウイルスはどうやって感染するのか?

ノロウイルスの感染経路はほとんどが経口感染である
【感染の5つの主なパターン】多様な感染経路がノロウイルスの制御を困難なものに…
@ 患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつから「ヒトの手」などを介して二次感染
A 家庭や共同生活施設などヒトが多く接触する場所でのヒトからヒトへ飛沫等による直接感染
B食品取扱者(食品の製造業、飲食店の調理人、家庭で調理を行う者等)が感染しており、そのヒトを介して汚染した食品を食べた場合
C汚染されていた二枚貝を、生や十分に加熱調理しないで食べた場合
Dノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合
※特に、食中毒ではBの「食品取扱者」を介したウイルス汚染食品を原因とする事例が、近年増えている。
※不顕性感染…隠れノロウイルス(感染症):感染しても発症しないまま終わる(不顕性感染)場合や風邪と同様の症状が現れるのみの場合もある。よく「嘔吐、下痢、腹痛を伴う風邪」という表現があるが、それはノロウイルスの感染症の可能性があり注意が必要である。

ノロウイルス感染予防について

感染者のふん便や吐ぶつには大量のウイルスが排出されるため高いレベルでのノロウイルス感染予防が必要である
【基本的な予防法】
@食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗う。
A下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにする。
B胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐ぶつを適切に処理し、感染を広げないようにする。
※特に、子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部まで十分加熱して食べる。また、調理器具等は使用後に洗浄、殺菌する。
※感染が疑われた場合の相談場所→最寄りの保健所やかかりつけの医師に相談をする。
○保育園、学校、高齢者施設等で発生したときは速やかに診断を確定し、適切な対症療法を行う。
※感染の拡大を防ぐ→感染経路の調査:【方法】→速やかに最寄りの保健所に連絡・相談する。
※ノロウイルスにはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られるているため周りの人々の「予防対策の徹底」が最も重要!

Copyright © 2008 ノロウイルスの症状と予防対応方法